エゾ松（蝦夷松）

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エゾ松（蝦夷松） | 木材辞典

ロシア・中国産　トウヒ属（マツ科）

■別名

クロエゾマツ、ロシアエゾマツ

■産地

北海道、南千島、サハリン、沿海州、および中国の東北部に分布しています。本州に分布するトウヒ（唐桧）は変種です。

■用途

建築、建具、木毛、経木などの他、ピアノの響板等楽器材としても重宝されている木材です。パルプ用材として大量に使われています。

■色調

全体的にやや褐色を帯びた淡黄色の木材で、心材と辺材に大きな差異は見られませんが、長期間大気にさらされると心材の色がかなり濃くなる場合があります。

■材質

スギ、ヒノキの少ない北海道にとってトドマツとともに代表的樹種の一つです。年輪は鮮明、肌目は精、軽軟で切削などの加工は容易な木材です。仕上りは光沢が表れます。ほとんど匂いがありません。
●気乾比重：0.47

耐久性	耐水性	防虫性	強度	加工性	塗装	重さ	高級感
△	○	○	○	◎	○	普通	○