桜（さくら）

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桜（さくら） | 木材辞典

国内産　サクラ属（バラ科）

■別名

ホンザクラ

■産地

本州、四国、九州、中国、朝鮮にも分布しています。サクラ類には他に、シウリザクラ、ウワズミザクラなど多数の種類、品種があります。

■用途

材質、色調、加工性ともに優れており、高級家具材、造作材、楽器材、器具材、彫刻材など広く用いられている木材です。特に狂いが少ないので精密さを要する器具類、スケール材として定評があります。また、山桜の樹皮を素材にして樺細工と呼ばれる工芸品が作られ、樹皮の内側からは桜皮と呼ばれる生薬がとれるので、煎じて喉の薬としています。

■色調

心材の色は赤褐色、辺材は淡黄褐色ないし黄白色です。境界は明らかですが、年輪はやや不明瞭な木材です。

■材質

材質は適度に硬く、強い木材です。木目ほぼ通直で、肌目は精、磨くと艶が出ます。乾燥にはやや時間を要しますが、狂いは少なく、加工は容易です。高い耐久性を持った木材です。
●気乾比重：0.6

耐久性	耐水性	防虫性	強度	加工性	塗装	重さ	高級感
◎	○	○	◎	○	○	重い	◎

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