楡(にれ)(ハルニレ)
国内産 ニレ属(ニレ科)
■別名
コブニレ、アカダモ
■産地
北海道、本州、四国、九州さらにサハリン、千島、東部シベリア、朝鮮、中国など広域に分布しており、巨木が多い樹種です。3〜4月頃に紫を帯びた淡緑色の花を開くので「ハルニレ」と言われています。
■用途
建築用材、器具材、家具材、車両材、厨房材、ベニヤ材などに利用されている木材です。曲げに強い性質や渋い色合いなどに応じた適所に使われています。
■色調
心材の色は淡褐色、辺材は黄白色で、境界、年輪ともはっきりした木材です。
■材質
木目は通直で、肌目は粗です。幹にコブがあると美しい杢が材面に現れます。やや重硬で切削などの加工はやや難しく、ねばりがあるので曲木に適している木材です。
●気乾比重:0.59
耐久性 |
耐水性 |
防虫性 |
強度 |
加工性 |
塗装 |
重さ |
高級感 |
△ |
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◎ |
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重い |
○ |