メルサワ
東南アジア産 アニソプテラ属(フタバガキ科)
■別名
メルサワ(マレーシア、インドネシア)、パロサピス(フィリピン)、クラバク(タイ)、プジック(カンボジア)
■産地
インドシナを含む東南アジアからニューギニアにかけて分布しています。各産地によって呼称が異なり、「メルサワ」はマレーシアおよびインドネシアでの呼名です。
■用途
床板、ドア、敷居、階段など適当に乾燥する風通しのよい箇所の建築用造作・内装材や家具材、キャビネット類に最適な木材です。また、無節で天然の欠点もないので合板用、縞を有するものはツキ板にして装飾用に使われている木材です。
■色調
心材と辺材の色の差は特に明らかではない木材です。全体に黄白色から淡黄褐色で桃色の縞があることが多いです。
■材質
木目は交錯、肌目は粗です。メラピと同様に「シリカ」を含み、その量もやや多く刃物にはステライト加工が必要です。材は重硬ですが、耐朽性は低く、接地しての利用には不適な木材です。
●気乾比重:0.53〜0.84
耐久性 |
耐水性 |
防虫性 |
強度 |
加工性 |
塗装 |
重さ |
高級感 |
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重い |
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