ラワン
東南アジア産 パラソレア属、ペンタクメ属、ソレア属(フタバガキ科)
■別名
ラワン(フィリピン)、セラヤ(マレーシア)、メランチ(インドネシア)
■産地
フィリピン、マレーシア、インドネシアなどに分布しています。産地国によって呼称が異なり、「ラワン」はフィリピンでの名前で、フィリピン諸島に産するフタバガキ科の3属のうち、軽軟ないしやや重硬な木材の総称とされています。
■用途
代表的な合板用材としてよく知られた木材です。大径木が多く幅広板がとれるので重用されており、建築用材、家具材、箱材など広い用途があります。
■色調
ホワイトラワン系、レッドラワン系に大別され、前者は桃色を帯びた淡灰褐色ないし淡黄色で心材、辺材の境界は不明瞭、後者は濃赤褐色ないしレンガ色で境界は明瞭な木材です。
■材質
木目は交錯、肌目は粗です。木質は軽軟が多いが、レッド系はやや重くなります。加工は容易ですが、耐朽性は低い木材です。
●気乾比重:0.38〜0.64
耐久性 |
耐水性 |
防虫性 |
強度 |
加工性 |
塗装 |
重さ |
高級感 |
△ |
△ |
△ |
◎ |
◎ |
○ |
重い |
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