栗(くり)
国内産 クリ属(ブナ科)
■別名
シバグリ
■産地
北海道南部から本州、四国、九州に分布しています。特に福島、宮城、岩手、島根の各県に多く生育しています。
■用途
水湿に強く、耐久性が高いことから土台、井桁、杭、坑木、橋梁などに利用されている木材です。さらに漆器木地、彫刻材としても使われています。土の中に埋めておいたものは、黒味を帯びてきて雅致が出てくるので鏡台、本箱などに使われます。
■色調
心材の色は褐色、辺材はやや褐色を帯びた灰白色の木材です。境界、年輪ともはっきりしています。
■材質
材は重硬で、強く、耐湿性に優れ、耐久性が極めて高い木材で、国内産材の中では最高といえます。切削などの加工は難しく、釘打ちなどで割れやすい木材なので注意が必要です。
●気乾比重:0.55
耐久性 |
耐水性 |
防虫性 |
強度 |
加工性 |
塗装 |
重さ |
高級感 |
◎ |
◎ |
○ |
◎ |
○ |
○ |
重い |
◎ |