アピトン
東南アジア産 ディプテロカルプス属(フタバガキ科)
■別名
アピトン(フィリピン)、クルイン(インドネシア、マレーシア)、ヤン(タイ)、チュティール(カンボジア)
■産地
インドからインドシナ半島、フィリピン、マレーシア、インドネシアに及ぶ広範な地域に分布しています。産地国によって呼名が異なり、アピトン(フィリピン)、クルイン(マレーシア、インドネシア)、ヤン (タイ)、チュティール (カンボジア)、カイン (ミャンマー)などと呼ばれています。
■用途
強く、耐久力もあるので、主に重構造物用に使われている木材です。防腐処理を施して、埠頭杭木、橋梁材、枕木などにも利用され、さらにトラックや貨車のボディ材、床材、羽目板、柱、梁、梱包材、パレットなど広く用いられています。
■色調
心材の色は濃灰褐色ないし赤褐色、辺材は淡黄褐色の木材で、境界はあまり明らかではありません。年数を経ると濃色に変化します。
■材質
木目はやや交錯しており、肌目は粗、重硬で強い木材です。樹脂分が多くヤニがでること、シリカを含んでいることがあり、加工は困難です。
●気乾比重:0.56〜0.88
耐久性 |
耐水性 |
防虫性 |
強度 |
加工性 |
塗装 |
重さ |
高級感 |
◎ |
◎ |
○ |
◎ |
△ |
△ |
重い |
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