カーボンフローリング【フローリングの種類】


古来からの知恵に、木材を熱で処理すると吸湿性が低下し、腐敗しにくく、寸法安定性が向上するとありました。
その知恵を科学的に昇華し、高熱乾燥が生まれました。
「熱」と「水」によって木材の水に弱い性質を改良する高熱乾燥は、木材の耐久性を高めながら、環境にも人にも優しい技術です。

高熱乾燥による炭化処理は、木材の「安定性」「耐久性」を高めます。
加えて、密閉性が増し「断熱性」「保温性」も高くなります。
材の芯にまで効果があり、どこを切ってもほぼ同じ色、同じ性質になり、素材本来の色より焦げ色に仕上がります。

炭化処理による寸法安定性の向上は、フローリング材の収縮や動きを極力を抑えることができ、床暖房対応のフローリング材として優れた性能を発揮します。

カーボンフローリングは独特の深い味わいと少し焦げた香りがするのが特徴です。

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カーボンフローリングの特徴

安定性
熱処理を施すことによって、含水率が減少し、形状が安定します。フローリングの「膨張」「収縮」「変形」「割れ」が非常に少なくなります。

耐久性
炭化過程中の化学反応によって、表面の硬度が増します。腐敗しにくくなりカビの発生を抑え、吸水性が低下するため、耐水性が増します。

エコ
カーボン処理の工程は、化学薬品を一切使用しない、熱と水による高温乾燥処理です。工程の中で木酢が発生し、殺菌、消臭の効果も現れます。自然摂理を応用したエコロジーなフローリングです。

省エネ
熱伝導率の低下と密閉性が増すことにより「断熱性」「保温性」が高くなります。省エネルギー効果が期待できます。

カーボンフローリング