「ミラノサローネ」でフローリング材が注目を集める。
4月にイタリア・ミラノで開催された世界最大規模のデザインイベント(国際家具見本市)「ミラノサローネ」でフローリング材が注目を集めたそうです。
(日刊木材新聞 5/14)
ミラノに拠点を持つデザイナー・建築家 佐藤オオキ氏の個展で「朝日ウッドテック」のためにデザインしたフローリングを発表しました。
珍しい床材のデザインということで、多くの人が立ち止まり、注目を集めたそうです。
「stream」という名の「LiveNaturalプレミアム」の新しいデザインラインは、V字型の目地加工を縦方向のみにすることで床に「流れ」を生み、幅を3種類用意することで、幅が広いものは「ゆっくり」と、狭いものは「早く」と、空間に「速度」を与えるデザインを施したそうです。
無垢フローリングには色の濃淡があり、木目があり、節があります。
自然が生み出したデザインです。
それらを配置することで、調和やアクセント、リズムのある空間を作れると思いますし、ヘリボーン張りや市松張りなど張り方の工夫次第では、さらにデザイン性の高い空間が出来上がることでしょう。
この「stream」のニュースを知り、フローリングにコンセプトとデザインを与えたことに驚き、「デザイン」というものの懐の深さを感じます。
今後もフローリング材にデザイン・コンセプトが与えられた商品が出てくるのでしょうか?
デザイン・コンセプトを実現するために、仮並べで「あーでもない、こーでもない」と、施工業者さんの奮闘が目に浮かびます。
狙い過ぎると落ち着かない空間にもなってしまいそうですが・・・「Don’t think. FEEL!」ってのもアリだと思っています。
●朝日ウッドテック 【ミラノサローネレポート】nendo×WOOODTEC 「Live Natural プレミアム」の新デザイン