◎予め知っておきたい無垢フローリングの性質(2)
●無垢フローリングは、常に呼吸をしています。
「無垢フローリングの良いところ」でも触れましたが、無垢材には調湿機能があります。
乾燥した環境では水分を放出して湿度を上げ、湿度の高い環境では湿気を吸収し、周りとのバランスを保とうとします。
このため、湿度の変化によって無垢材の伸縮が起こります。
伸縮することによって、スキ、反り、突き上げ、床鳴りなどが起こり得ますが、適切な施工と環境(室内の適正な湿度管理)により、こういったトラブルは回避することができます。
伸縮も天然木から生まれた無垢材の個性のひとつです。
生活に支障をきたさない程度であれば、木の個性と向き合ってみることも良いことではないでしょうか。