自然(オイル)塗装フローリングのお手入れ・掃除方法
自然塗装フローリングは、木の持つ温もりをそのままに、木の質感や表情を楽しめるフローリングです。
自然塗装は、天然の素材(植物性油脂や天然樹脂など)を主原料としたオイル成分を木に浸透させることで潤いと艶を与える塗装方法です。
フローリングを保護しつつ、木の呼吸を妨げないので、調湿機能や手触りを損なわず、自然な色や艶で木の魅力を一層引き立ててくれます。
自然塗装は、木の質感を生かした塗装方法ですが、UV塗装のように塗膜を作るわけではありませんので、傷や汚れがつきやすくなります。
自然塗装フローリングのお手入れ・お掃除のポイントを知ることで、綺麗なフローリングをキープしましょう。
自然塗装フローリングの日頃のお手入れは、
- 1)表面のゴミやホコリを掃除機や箒で取り除きます。
- 2)雑巾で乾拭きします。
自然塗装フローリングは、塗膜がないので、水分を吸収しやすくなっています。
水分を吸収することで、シミや汚れの他に表面の毛羽立ちや白濁の原因になる場合があります。
キッチンでの油の飛び跳ね、洗面・脱衣所も水の飛び跳ね、床にこぼしたお茶や醤油などの水分は長時間放置せず直ぐに拭き取ることが重要です。
洗面・脱衣所の水分を含んだ足拭きマットなどはこまめに変えないとカビや黒ずみになる事があります。
水分を吸収することで、シミや汚れの他に表面の毛羽立ちや白濁の原因になる場合があります。
キッチンでの油の飛び跳ね、洗面・脱衣所も水の飛び跳ね、床にこぼしたお茶や醤油などの水分は長時間放置せず直ぐに拭き取ることが重要です。
洗面・脱衣所の水分を含んだ足拭きマットなどはこまめに変えないとカビや黒ずみになる事があります。
自然塗装フローリングの大掃除などの定期的なメンテナンスは、
自然塗装フローリングの場合は、年に一度、再塗装を行うことで、汚れをつきにくくし、ツヤも出て長く美しさを保つことができます。
- 1)表面のゴミやホコリを掃除機や箒で取り除きます。
- 2)雑巾で乾拭きします。
- 3)気になる汚れがある場合は、専用ワックスクリーナー等を利用して汚れを拭き取ります。
- 4)汚れがひどい時は、サンドペーパーを使用して、汚れやシミを削り落とし再塗装します。
#180程度のサンドペーパーを使い、汚れやシミを削り取ります。
#240~320のサンドペーパーで徐々に細かい目のサンドペーパーを用いながら表面を整えます。
削った箇所を再塗装します。
削りすぎるとムラがでる可能性があります。ご注意ください。 - 5)再塗装をします。
マスキングテープなどで建具などを保護してください。
少量ずつ塗料を乾いた布などに取り、薄くすり込むように木目に沿って塗り込みます。
塗り過ぎるとべたつきの原因となりますので、ご注意ください。 - 6)塗装後は表面に残った余分な塗料を拭き取り、自然乾燥させます。
- ※ランバー・ウォークの自然塗装フローリングは「オスモ社」のオイルを使用しています。
- ※UV(ウレタン)塗装用のワックスをかけると、毛羽立ちやシミの原因になります。ご使用は避けてください。
- ※塗装に使用した布は、まれに自然発火す可能性があります。十分に水に濡らしてから処分してください。
- ※塗装時、塗装後は換気を十分に行ってください。
●自然塗装フローリングの注意
先にも記載しましたが、自然塗装とはオイル成分を木に含侵させる塗装方法で、質感や表情を楽しむためのものだとお考えください。
UV(ウレタン)塗装は木の表面に塗膜を形成する塗装方法で、その塗膜が保護膜となり、汚れを付着しにくくしますが、塗膜を形成しない自然塗装は、水分が浸透しやすく、コーヒーや醤油などの色のついた液体の場合は、なかなか落ちなくなってしまう場合があります。
水分や油の飛び跳ねが発生した場合、直ぐに拭き取らず放置していると染みの原因になる場合があり、また水分の蒸発と共にオイル成分が抜けてしまい、ケバ立ちや膨張の原因となる場合もあります。
水や石鹸が飛び散ることの多いキッチンや脱衣所など水周りでの使用には十分な注意が必要です。
石鹸などに含まれる成分は浸透性や洗浄機能が高く、放置しておくとカビの発生や色落ちの原因となる場合があります。
飛び散った場合には、すぐに乾いた布などで拭きとってください。
一度発生したカビは取り除くのが非常に難しいのでご注意ください。
使用環境、自然塗装の特性をご理解の上、自然塗装フローリングをご使用ください。