「フラット35」金利が3カ月ぶり上昇


「フラット35」金利が3カ月ぶり上昇

10月1日、住宅金融支援機構は、長期固定型住宅ローン「フラット35」の10月の適用金利を発表しました。

返済期間35年以下(融資率9割以下)は取扱金融機関の最低金利が1.59%となり、3カ月ぶりに上昇しました。前月比べ0.05%高くなりました。

上がったとはいえ、ファイナンシャルプランナーの方は、今が「住宅の買い時」との考えが多くを占めているそうです。
その理由の9割近くを占めているのが「住宅ローン金利の低水準」とのこと。

金利のデータがあったので、グラフにしてみました。

※桃線:最低金利、水線:最高金利
※2007年10月以降は、返済期間が21年以上35年以下の場合

flat35-rate

2009年後半から下降傾向にあり、2015年から落ち着いてきたようにも見えます。

また、ファイナンシャルプランナーの方々の2/3は、「フラット35S」の金利引き下げの効果もあげています。

「フラット35S」は、省エネルギー性、耐震性などに優れた住宅を取得される場合、当初の一定期間の金利を引き下げる制度だそうです。

現在は、当初の5年、または10年の金利引き下げ幅が「0.6%」となっております。

月発表された最低金利1.59%で借りれれば、0.99%と1%を切る結果となります。

おお~。

フラット35Sのの対象となる住宅は、「省エネルギー性」「耐震性」「バリアフリー性」「耐久性・可変性」のいずれかの技術基準を満たす必要があり、平成27年2月9日以降の資金お受け取り分から平成28年1月29日までのお申込受付分に適用されるとのこと。

この「フラット35S」については、ファイナンシャルプランナーと一般消費者では認知度に差があるようで、約9割のファイナンシャルプランナーが「住宅購入者の意欲を高めるきっかけに(やや)なっている」と考えているのに対して、一般消費者の3割程度しか「フラット35Sの内容について『よく知っている』」方はいないそうです。

このページも知ってもらえるきっかけになればいいなと思います。

金利が低かろうが無理なものは無理。
それよりも銀行の預金の金利もどうにかしていただきたい。
手数料だけで何年分になるんだか。

住宅金融支援機構

フラット35

フラット35S

平成27年度下期における住宅市場動向について(住宅金融支援機構)